地球に存在する私以外のものと、私のつながりを考えてみる。仲間とともにこのつながりを考えるとき、子ども達はあらためて「自分」の存在を確認します。その瞬間、子ども達は小さな地球市民の仲間入りをします。そして、小さな地球市民たちは、対話を進め、互いの考えを磨き合いながら、自分の提言を創り上げます。このプロセスが「子ども地球市民会議」。私たちは、世界のさまざまな場所でたくさんの小さな地球市民が誕生すること、そしてその小さな地球市民たちが未来を創る会議を活発に開いてくれることを期待します。
1992年、そう、今から20年前――
リオデジャネイロで、一人の子どものコトバが多くの大人の心を揺さぶり、世界を動かしました。エンリョやしがらみのないストレートなことばのチカラです。
そして、2012年。
再びリオで、地球サミット(国連環境開発会議)が開催されます。
その2012年5月。
日本で子ども達が集まって、“小さな小さな会議”が開催されました。
今自分の住んでいるこの地球が、そして世界が抱えている課題を考えました。
自分も地球に住む一人の人間として「環境と未来について私自身がどのように行動していくのか」ということについて、仲間と一緒に話し合いました。
そして最終日、一人一人が、「私たちが望む未来」をテーマに、国連へ手紙を書きました。
子ども達の感性が、この会議の中で磨かれました。
手紙という一つの形にするための時間。
それは、まさに“小さな地球市民”が誕生した瞬間。
「“これから”の世界・地球のことを、“これから”を創る私たちだから、自分ゴトとして主体的に考えていこう!!」
――そんな子どもの想いが、これから先もずっと途絶えることなく、そして世界に届くように。世界のさまざまな場所でたくさんの“小さな地球市民”が誕生し、“小さな地球市民”たちがつながり、大きなうねりとなっていくように。その支援をすることが、サイトが生まれた目的です。
さあ、みなさんも子ども地球市民会議を実施してみませんか?